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【幼稚園】発達相談は意味ない?2回目の心理士による園の様子を観察した発達相談

キンダーカウンセラーによる発達相談、2回目を受けてきました。

発達相談を受ける経緯や1回目の概要については、【幼稚園】発達相談は意味ない?心理士による園の様子を観察した発達相談にまとめています。

幼稚園での心理士による発達相談について知りたい方に、おすすめの記事となっています。

前回の発達相談

初回だったので、母である私と息子の生い立ちを話したり、息子のことを理解し認めてくれることに時間が置かれたと思います。

終わりに、次回のカウンセリングに向けて「子どもの行動に関する基礎調査票」というチェックシートを渡されました。

園での様子と、家庭での様子も把握するために、幼稚園の様子は担任の先生が、家庭での様子は親がチェックします。

それをもとに、今後の方針を決めましょうとのことでした。

2回目の発達相談

まずは、前回のカウンセリング以降の息子の様子について話す時間でした。

その中で、生活発表会や普段の様子から、

  • 見通しがついて納得したら、安心できるから、行動に移せる
  • 自己決定はできるから、本人の気持ちが整うのを待つ、急かさない
  • 怒りに対しては、本人の気持ちのコントロールの整理中と思い、達観してみる
  • 怒りの気持ちに親が巻き込まれたら悪循環になる
  • 我慢が苦手なタイプだから、少しでも本人が我慢している過程を見逃さずに褒める

とアドバイスをもらいました。

親が怒ったり注意することで、学ぶお子さんもいると思いますが、息子はそのようなタイプではないようです。

どうりで、怒って注意しても、怒り返されたりと良い反応が全くありませんでした。

怒りに対して、親がその気持ちに巻き込まれずに、注意するのではなく教えてあげるという気持ちで関わることが良いこと、すごくすんなり心に入ってきました。

親にとって、大変難しいことではありますが、息子とのこれまでの関わりを思い返すと、とても理解できました。

基礎調査票の結果

細かい結果は、プライバシーの観念から割愛させていただきます。

子どもの行動に関する基礎調査票の項目

  • 人とのコミュニケーション、社会性
  • コミュニケーション能力
  • 興味とこだわり
  • 不注意
  • 多動性
  • 衝動性
  • 考える力
  • 聞く
  • 話す
  • 音楽、絵
  • 運動
  • 行動、その他
  • 情動、その他
  • 生活習慣、その他

各項目、10個程度の設問があり、1(まったくあてはまらない)~5(ひじょうにあてはまる)段階でチェックします。

各項目の平均点を出して、円グラフに示すことで評価がわかりやすくなるものです。

1~5段階でチェックした平均点が、3.0以上のものは配慮が必要、2.0以下は心配ないとされているそうです。

担任の先生と私がつけた円グラフ、形は違ったものの、3以上の項目、2以下の項目は合致していました。

3以上の項目が多かったり、平均点がとても高いものがあれば、専門機関への相談を提言するそうですが、息子の場合はそこまでではなかったようです。

しかし、息子程度の検査結果になる子どもは、現代ではクラスの半分くらいはいるそうです。

家族の意向で、療育を受ける方向に話を進めてもいいし、今のまま様子を見てもよいという結果でした。

今後の方針

私は、子どもの発達や心理のプロではないので、療育の必要性の有無はキンダーカウンセラーの先生にお任せするつもりでいました。

その先生が、専門機関への相談を提言しなかったので、とりあえずは療育への手続きは行わない方針にしました。

もちろん、帰宅後に家族と相談しました。

現時点で療育を受けない理由

  • いわゆる発達相談は、IQをみるもので、心理士の先生から見てもIQに問題はなさそう
  • 息子の基礎調査票の結果が、3以上だった項目に対しての検査は、医療機関を受診したり手続きが簡単ではない
  • 療育を受けるための手続きや新しい環境が、親子ともにストレスになりそう
  • キンダーカウンセラーを受けてみて、まだまだ安心した環境の家庭や園でできる支援がありそう
  • 小学校にも様々な配慮(支援学級やSST)がされている

SSTとは、対人関係などのスキルを身につけ、園や学校などの社会生活を円滑にするためのプログラム

現段階で療育へ通う判断をされる親御さんの気持ちも理解できますし、どちらが正解不正解はないと思います。

近い将来、気持ちがが変わって手続きをすることも可能なわけであって、重要な決断ではあるけれど、今決断することが全てでもないと思いました。

そう思えたのは、「子どもの発達や成長に、手遅れなんてないですよ。」とキンダーカウンセラーの先生に言ってもらえたからだと思います。

次回の発達相談に向けて

私は、前回のカウンセリングを受けてから、気持ちをコントロールする絵本を数冊購入しました。

息子自身も、自分の気持ちのもやもやに苦しんでいるのか、毎晩読み聞かせの本として持ってきます。

特に、「おこりたくなったらやってみて」「きみのこころをつよくするえほん」はお気に入りのようです。

様々な感情が、怒りとして衝動的に出やすい息子との関わりの中で、絵本を通して気持ちを怒り以外で表現できるといいなと思っています。

その話を先生にしたら、良い取り組みと言ってくださり、継続して様子をみることになりました。

さいごに

2回目は基礎調査票の結果を通して、今後の方針を相談する時間でした。

定期的に専門家の先生と話すことで、凝り固まった考え方を柔軟にしてくれたり、息子を愛おしい気持ちにさせてくれたりと、有意義な時間を過ごせています。

ママ友と気軽に発達相談はしにくいですし、守秘義務を守ってくださる安心感の中で、プロの助言をいただけるのは価値があると思います。

日々育児を頑張っている大人も、話を聞いてもらう時間、認めてもらう時間って大事なんだなと実感しました。

キンダーカウンセラーや発達相談について知りたい方に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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