年中の担任の先生から、療育を勧められました。
息子の成長に必要であれば支援を受けようと思い、市役所に相談しに行きました。
しかし、療育を受けるために必要な市の発達相談は半年待ち。
そこで市の担当保健師が息子の様子を見てくれることになりました。
関連記事
発達相談について知りたい方におすすめの記事となっています。
保健師による発達検査
保健師による自己紹介から始まり、息子への検査が始まりました。
名前や年齢、通っている幼稚園や先生の名前などの質問や、新版K式発達検査の一部を行いました。
- 積み木を積む
- 数を数える
- 簡単な足し算、引き算
- じゃんけん
- 後出しでじゃんけんに勝つ、負ける
- 図形合わせ数種類
のチェックがありました。
負けることが嫌な息子は、じゃんけんの時に寝そべったり不穏になりましたが、なんとか全部の検査ができました。
保健師による見解
じゃんけんに負けたくない、答えたくない質問の時には寝そべったりする行動もありましたが、現状すぐに療育が必要な状態ではないようです。
成長とともに発達の凸凹も薄くなるという見通しの結果から、市の心理士による発達相談は必要ないとのことでした。
代わりに、小学校入学前の秋ごろに「就学前検診」があって、その時の状態で判断しても大丈夫な程度とのことでした。
決してないがしろにされた感じではなく、息子の現状を見ての判断だと受け取れたので納得できましたし、安心しました。
一応、病院に診察を受けるという方法も提案してもらいました。
今後の方針
就学前にもらう「就学支援シート」に、息子の現状をしっかりと書くように提案してもらいました。
就学支援シートに書かれた内容は小学校に反映されるそうなので、息子のことを理解してもらいやすくなると教えてもらいました。
また息子が通う小学校では、「通常級」と「通級指導」、「支援級」の3つで構成されています。
「通級指導」は1週間に1時間の支援がありますが、通級指導も狭き門で、該当しない可能性もあると言われました。
小学校でどういう支援があるかなど全く知らなかったので、情報をもらえて良かったです。
関わり方のアドバイス
- 家ではリラックスさせる
- 自信をつけさせる
- 頑張っていることを褒めるというよりは、現状できていることを褒める
- 失敗しても大丈夫という声掛け
- やり直しはできる、失敗したときは一緒に修正する
- いろんな経験を与える
- 成功体験を積む
- 安心できる場でチャレンジさせる
- 無理強いはせず、友だちの姿を見て本人がやってみようと思えるようにする
頑張っていることや凄いことを褒めるのではなくて、現状できていることを褒めるということ、とても勉強になりました。
息子のような特性をもっているタイプは、頑張ったり凄いことをしないと褒めてもらえないというプレッシャーになりかねないそうです。
そうではなく、今できている事実をしっかり見て褒めるということを教えてもらいました。
褒めるという一つのことですが、何をどう褒めるか、すごく大切なことなんだとハッとさせられました。
また、夫婦で息子の関わり方を統一することもアドバイスしてもらいました。
さいごに
息子の場合、すぐに療育は必要ない、受けられない現状という結果でした。
成長に必要な支援は受けていきたい考えですが、現状は幼稚園や家庭での関わり方で見守っていくことになりました。
年中の担任の先生から療育を勧められましたが、療育は必要ないもしくは受けられないという結果もあるんですね。
私は一度療育を勧められてショックを受けた時期もありました。
しかし、様々な職種の方に相談していく中で、多くの大人が息子の成長に関わってくれることが分かって嬉しい一面もありました。
子育ては一人じゃないんだなと思えた時間でした。
似たような境遇の方の、子どもの発達について悩まれている方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。