「光が死んだ夏」の光はなぜ死んだのか。
そして、ヒカルの正体と山に行った理由について明らかにされていない部分も多く、謎が残っています。
こちらの記事では、
- 光の死因
- ヒカルの正体
- 光が1人で山に行った理由
について分かりやすくまとめています。
夏の暑さに似た、じとじとした不気味なホラーサスペンスのカギとなるヒカルについて、徹底調査しました、!
光が死んだ夏の光がなぜ死んだのか、ヒカルの正体と山に行った理由について知りたい方に、おすすめの記事となっています。
もくじ
光が死んだ夏の光はなぜ死んだ?
「光が死んだ夏」はホラーサスペンス作品なので、光の死因が他殺ではないかと疑ってしまいます。
しかし、光の死因は殺されたわけではなく、山での滑落事故によるものです。
死因については、第2巻10話で語られています。
女体のような木を見つけて、見惚れてしまっている間に足を滑らせるという、漫画要素ある原因が印象的です。
この描写は、ホラー作品によくある恐怖の死ではなく、「生と死の境目は本当にわずかである」ということを強調しているように感じます。
即死だったわけではなく、落ちた直後は意識が残っていました。
しかし、多発骨折しているうえに感覚麻痺にで動けず、のちに死んでしまったということになります。
よしきにとっては、「光を失った」わけですが、目の前にいるヒカルと過ごすことになります。
喪失と同時に希望も感じたり、非常に複雑な心情が、作品で描かれています。
光が山に行った理由
光は山で事故にあって死にますが、そもそも山に行った理由はなぜなのでしょうか。
光が山に行ったのは、「呼びかけに導かれるようにして、知らず知らずのうちに足を運んだ」ためです。
死ぬ前から、すでにホラーサスペンスは始まっているのです。
完全に自分の意思ではなく、ナニカの呼びかけや引力のようなものに導かれた可能性が高いのです。
これはよくある「山に呼ばれる」「神隠しに遭う」といったホラー要素になっています。
そもそも、光は死ぬ運命だったのでしょうか。
なぜそれが光だったのか、偶然だったのか。

光が死んだ夏ヒカルの正体は?
光が死んだ夏は、光のようなヒカルがよしきと関わっていきます。
ヒカルの正体として挙げられるのは、以下3つです。
- 山の存在である「ウヌキ様」
- 「ナニカ」というものに取り込まれた存在
- 「落とし子」と呼ばれる不滅かつ不可知な存在
ヒカルの正体①ウヌキ様
ウヌキ様は、主人公よしきたちが住む山間の村で語られる、土地神・妖怪のような伝承的存在です。
何かを抜く存在は=「脳を抜く」という意味合いがあるとされていて、不気味な存在として扱われています。
作品の中では、山で起きる異変(人が変わった、行方不明になる、記憶がおかしいなど)がたびたび起こり、この土地に長く棲む異界の存在とされています。
村人の間ではタブーとされているウヌキ様が、ヒカルの正体なのでしょうか。
ヒカルの正体②ナニカ
ヒカルに擬態した何か=ナニカとされており、最も基本的な呼び方です。
光のようでヒカルではない存在のことを、登場人物(特によしき)が便宜的に呼んでいる呼び名です。
見た目・声・記憶・感情が光そっくりですが、光ではない魂に入り込んで擬態している存在。
正体は徐々に明かされつつありますが、現時点では、「人間でも妖怪でも神でもないナニカ」までしか分かっていません。
ヒカルの正体③落とし子
ナニカの正体に関するヒントとして登場する言葉に、「落とし子」があります。
第24話以降で、「落とし子」というキーワードが出現し、ヒカル=ナニカが「人間と異界との間に生まれた存在」として示唆されています。
ヒカル=ナニカ=「落とし子」である場合、偶然この世界に迷い込んだ異界の存在の分体がヒカルの正体として考えられます。
ヒカルの正体の結論
結論、現時点でヒカルの正体として分かることは、
「異界からこの世界にやってきたナニカ(=落とし子)であり、本物の光の死体を利用して擬態している存在」であるということです。
- 本物の光(忌堂光)はすでに死亡
- 光の姿に擬態しているのは「ナニカ」
- ナニカは異界の存在
- 「ウヌキ様」と関連づけられるが、完全に同一ではない
- 「落とし子」の可能性が高い
よしきとの関係に強く執着し、感情や記憶を持って人間らしく振る舞おうとしているヒカルの存在意義はなんなのでしょうか。
「ヒカルでありたい」「よしきにのそばいにたい」という欲求が自己の存在意義となっているように感じます。
光が死んだ夏なぜ死んだ?ヒカルの正体と山に行った理由を調査!まとめ
ここまで、「光が死んだ夏なぜ死んだ?ヒカルの正体と山に行った理由を調査!」について紹介してきました。
光の死因は山での滑落事故ですが、光はなぜ呼びかけに導かれて山に行ったのでしょうか。
ヒカルの正体は、異界からこの世界にやってきたナニカ(=落とし子)で、光の身体に擬態している存在ということまでは分かっています。
ヒカルになる前はずっと山をさまよっていたナニカ。
なぜ光の身体に入ったのでしょうか。
なぜ光の身体だったのでしょうか。
光の願いを叶えるために、光に成り代わったのでしょうか。
夏の暑さに似た、じとじとした不気味なホラーサスペンスの展開が楽しみです。
以上、「光が死んだ夏なぜ死んだ?ヒカルの正体と山に行った理由を調査!」についてお伝えしました。