広告 子育て

水の事故から子どもを守るには?ライフジャケットで水の事故を防止する

夏になると川や海などに行くことも増えると思いますが、毎年水の事故の悲しいニュースを目にします。

子どもの水の事故を防止するには、どうしたらいいのか?

先日、水難事故防止講習会に参加してきました。

直接助けに行かない勇気や、ライフジャケットの重要性、水の事故を防止するために大切なことを学びました。

子どもの水難事故を防止するために、必要なことを知りたい方におすすめの記事となっています。

子どもの水難事故について

子どもの水難事故は、約80%が海や河川で起こっています。(下図)

そして、子どもだけでの水遊び中の水難事故だけではなく、大人が同伴していても水難事故が起きているのが現実です。

出典:警察庁

子どもを水の事故から守るには

子どもを水の事故から守るために、水遊び中に見受けられる事故を事前に知っておきましょう。

転落して溺れてしまったり、物を拾おうと追いかけたり、助けようとして二次災害が起きるパターンがあります。

また、自然が相手なので、急に川底が深くなったり流れが速くなったりしていて溺れてしまう事故もあります。

出典:(公財)河川財団

おぼれている人を直接助けに行かない

目の前で溺れている人を見かけると反射的に助けに行ってしまいがちですが、禁忌です。

溺死は、溺れている人より助けに行った人の方が確率が高い統計も出ています。

溺れている人を発見しても、直接助けに行っては二次災害の危険があります。

  1. 大人を呼ぶこと
  2. 118(海上保安庁)または119(消防)に通報すること
  3. 浮力体になるものを渡す

子ども自身が助けに行かないように、普段から伝えておきましょう。

サンダルバイバイ

水遊びしている時に、サンダルやおもちゃなどが流れても追いかけないようにしましょう。

そして、流されて紛失したことを大人も注意しないようにしましょう。

物を大事に扱うことは大切ですが、川や海など自然環境で遊んでいる時は自分を守るためにも追いかけては危険です。

最初から脱げにくいアクアシューズを履くなどの対策も大切です。

靴のサイズが12~28cm、カラーは20色展開していて選択肢が豊富です。

また、ウェットスーツと同じ浮力がある素材を使用しているので、浮力体の役割としても効果が期待できます。

ライフジャケットを着用する

ライフジャケットの着用の有無が、水難事故の結果を大きく左右します。

体のサイズにあった股ベルトが付属しているものがおすすめです。

膨らませるタイプもありますが、穴があいた場合は浮力体にならず危険です。

かさばりますが、ライフジャケット自体に浮力体が入っているものにしましょう。

我が家はモンベルのライフジャケット「フリーダム」を使用しています。

子どもが溺れてしまったら

  1. 背浮きする
  2. 大きな声を出さない
  3. 救助者は浮力体を渡す

人の体は真水の2%しか水面に出ないとされています。

手を挙げて助けを求めた場合、2%の部分が腕になってしまいます。

また、大きな声を出すと肺の空気がなくなってしまうので注意が必要です。

落ち着いて背浮きをして鼻と口からの呼吸を確保しましょう。

そして、救助者は浮力体になるものを安全な場所から投げて渡しましょう。

海は塩分を含む海水なので、川の真水よりは浮きやすいとされています。

浮力体になるもの

  • ライフジャケット
  • 浮き輪
  • ペットボトル
  • クーラーボックス
  • 発泡スチロールの箱
  • 保冷バッグ
  • ポテトチップスの袋
  • ボール
  • 45Lのゴミ袋にタオルやぬいぐるみを入れたもの

子どもが水の事故に遭わないために

  • 子どもだけで遊びに行かない
  • 天気予報を確認する
  • 「危険を示す掲示板」がある場所には行かない
  • 海ではライフセーバーのいる場所で遊泳する

川や海に行くときは、子どもだけで遊びに行かないようにしましょう。

見守るのではなく一緒に入って、水温や水深の確認をしましょう。

また、目的地の天気予報の確認は絶対です。

数日前が雨だった場合は、川の水量が増えている可能性、上流で雨が降り出したら急に増水することもあります。

夏は天気の急変も多いので、天気予報や雨雲レーダーはこまめにチェックしましょう。

そして、危険を示す掲示板のある場所は絶対に行かないことも、お子さんに伝えましょう。

さいごに

楽しい思い出を作るためにも、正しい知識を知っておくことが大事です。

プールと違って、川や海は自然な環境が相手です。

自分の泳力を過信せずに、ライフジャケットを着用して、脱げないマリンシューズを履きましょう。

膝下の水深でも流れが速い場合は、立っていられないこともあります。

子どもから水の事故を防ぐために、少しでも参考になれば嬉しいです。

-子育て