キンダーカウンセラーという言葉はご存じですか。
私は子どもが入園するまでは知りませんでした。
臨床心理士など心理に関する専門家が、園児の保護者のカウンセリングや教職員に助言を行うことをさします。
幼稚園のことをキンダーガーテンといいますよね。
年中児の母親として、先日キンダーカウンセラーの発達相談を受けたので、まとめてみました。
子どもの発達や子育てについて相談したい悩みがある方、キンダーカウンセリングの内容を知りたい方におすすめの記事となっています。
キンダーカウンセラーの発達相談を受ける経緯
もともと私自身も、息子の性格?特性?には頭を悩ませていました。
言語理解良好で、よく喋る人懐っこさはあるのですが、感情コントロールが大の苦手。
感情表現が「怒」の塊で、家でも幼稚園でも怒っていて、頻繁に友だちとトラブルになるのが悩みでした。
お迎え時間は、担任の先生から悪い報告を受けることが多いのが事実。
2学期が終わる頃、「キンダーカウンセラーの相談にのってもらってみても良いのでは。」と担任の先生から持ち掛けられました。
私自身、このまま小学校に行っても大丈夫なのかなと不安はあったので、相談することにしました。
市の検診では「落ち着きがない」点を指摘され、時々、市の保健師から電話がかかってきていました。
キンダーカウンセラーの発達相談の概要
日時:月一回、50分
料金:500円
月一回、専属の心理士が幼稚園に訪問。
カウンセリング当日は入念に、対象の園児の観察を行ってくれます。
必要と思われる場合には、専門機関への相談も支援してくださるとのこと。
キンダーカウンセラーによる発達相談の内容
最初にざっくりとした質問から始まりました。
「〇〇くんのことを教えてください」
「入園してからでも、未就園児の時の話でも、妊娠中からでも良いですよ。」と。
私は、息子を観察した結果を聞く時間だと思っていたのでビックリ。
先生曰く、「お母さんと〇〇くんの二人のことを知りたいんです。」
その人自身をよく知るために、情報を共有したいとのことでした。
簡単に、
- 妊娠中は、つわりや切迫早産による入院で大変だったこと
- 産後うつになりかけて、クリニックで診察を受けたこと
- コロナ渦で未就園児を育ててる時の辛さ
などを話しました。
そして、まずは母親である私のことを肯定する言葉をたくさんかけてくださりました。
子育てについて、他人に褒めてもらう機会は中々ないので大変うれしかったです。
が、時間が限られているので、私のほうから息子の園での様子を質問しました。
私は正直、カウンセリングを受ける前まではあまり期待していませんでした。
数時間観察しても、分かるのは表面的なことだけだと思っていました。
息子は表面的には、自分勝手で友だちに優しくできないように見えていることが多くて、損しているなって思っていたんです。
しかし、息子のことを「賢くて優しい」「賢いのも影響して同学年の子とのやり取りが苦手」と話してくれました。
もちろん足りない点は多くあるけれど、息子は優しい気持ちもたくさん持ってるし、賢い。
賢いから、同級生との言葉のやり取りで上手くコミュニケーションが取れない面がある。
それがストレスとなって、結果怒ってしまうことが多く、関わり方が下手なんだと思っていました。
身内以外で、息子のことをこういった評価をしてくださる人は初めてで、涙がポロポロでてきました。
その瞬間、キンダーカウンセラーにお任せしてみようと思いました。
限られた時間の中で、息子と関わる上での声掛けのアドバイスや、息子の特徴を教えてもらいました。
今の息子のことを理解して、良い面もたくさん伝えてもらい、息子のことを可愛いと言ってもらいすごくうれしかったです。
担任の先生は息子以外に大人数を同時に見ているので、問題だった点を報告されることが圧倒的に多く、いつもメンタルやられていました。
息子のことを理解してくれる仲間が一人増えたような感覚ですごく安心しました。
しかし、50分はあっという間。
「専門機関への相談」というフレーズも出てきましたが、まずは園内で基礎調査票を使って、息子の現状をチェックしようということになり、次回へ持ち越しとなりました。
基礎調査票がこちら↓
さいごに
意味ある50分で、カウンセリングを受けた感覚がすごくありました。
母親である私を肯定してもらい、息子の現状を理解した上で味方になってくださり心強かったです。
キンダーカウンセラーとの相性や、カウンセリングのスキルも各々だと思いますが、気になる方は一度受けてみても良いかと思います。
私自身、次回も受ける予定ですので、その結果もブログにまとめていきたいと思います。
少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。